11月26日、大みそかに放送される『NHK紅白歌合戦』出場歌手が発表された。今年は、ジャニーズ事務所から近藤真彦、SMAP、TOKIO、V6、嵐、関ジャニ∞、Sexy Zoneと7組もの所属タレントが出場する。
このなかで早くもインターネット上や一般の人々の間から疑問の声が上がっているのが、19年ぶりとなる近藤真彦の出場だ。近藤の選出理由について、スポニチアネックスは「6月にはトライアスロンの世界選手権に男子50~54歳部門の日本代表として出場し、見事完走。現在は全国ツアーの真っ最中で、50歳を過ぎても挑戦し続けている姿に制作サイドが『視聴者に元気を与えてくれる存在』と抜てきした」としている。
だが、紅白歌合戦は“歌手”が出場する大舞台のはず。近藤は今年デビュー35周年を記念し、セルフカバーアルバム『三十五周年 近藤真彦×伊集院静=二十四曲』を7月に発売したが、新曲の発表はなかった。12月9日にようやくシングル『大人の流儀』を発売予定となっているが、今年歌手として目覚ましい活躍をしたとはいえないだろう。
確かに知名度があれば、その年にヒット曲のない歌手でも紅白に出場するケースは多々見受けられる。近藤の出場は果たして妥当なのだろうか。テレビ局関係者が話す。
「NHKが表向きに認めることはないでしょうけど、バーター以外に考えにくい。もともとNHKは他局に比べると、バーターなど『大人の事情』で出演者を決めることの少ない局。それでも、V6の井ノ原快彦が帯番組『あさイチ』の司会を務め、高視聴率を獲得している。今年は70周年を迎えた『のど自慢』に、SMAPが特別出演した。ジャニーズとの結びつきが以前にも増して強くなっています。実際、紅白でもSMAPや嵐は必ず歌手別視聴率トップ10に入ってくる。だから、バーターをのみ込まざるを得ない事情があります。でも、今の視聴者は『大人の事情』に非常に敏感ですから、NHKにとってもマッチにとっても、紅白出演は得策ではないと思います」
●後輩の番組をジャック
実際、近藤はジャニーズファンからの評判もあまり良くない。たとえば、アニバーサリーイヤーになると突然、後輩の番組をジャックしまくる。30周年の2010年には、『日本レコード大賞』の最優秀歌唱賞を受賞。普段あまり芸能活動をしているとはいいがたいだけに、視聴者が違和感を抱くのは当然といえるだろう。
「テレビは日常を忘れさせるコンテンツを提供するから、みんなが夢中になって観るものだった。しかし、近藤からは『事務所の先輩だからジャニーズタレントの番組に出られる』というあからさまな上下関係が透けて見える。少なくとも、実力で番組出演を勝ち取ったようには思われない。そして、番組に来れば、後輩は先輩をぞんざいに扱うことはできない。電波を通して近藤のための接待番組を観せられては、一般の視聴者のみならず、ジャニーズタレントのファンが引いてしまうのも納得できます。今の近藤がジャニーズ事務所所属でなければ、紅白出場はおろか、テレビ出演自体が難しいでしょう」(同)
近藤にとって、今年はデビュー35周年の記念すべき年だ。しかし、それはあくまで個人的なこと。歌手にとって最高の舞台と考えられている紅白に、近藤の出場は相応しいのだろうか。
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