AKB48の“総監督”高橋みなみ(24)の卒業公演が、来年3月に決定したことが報じられた。11月23日に福岡県で行われた握手会で発表されたもので、ネット上では「卒業するする詐欺」など辛辣な意見も飛び交っているが、マスコミ関係者の間では別の部分に注目が集まっている。それは“AKB御用達メディア”であるはずの、スポーツ2紙が卒業日程をほとんど報じていないという“異常事態”からうかがえるのだが、運営サイドの今後の動向にも注目が集まっているようだ。
「発表された場所が地方ということで、当日は各マスコミに高橋のコメントや当日の写真などが、報道用の素材として運営サイドより配布されました。ところが、『スポーツニッポン』と『サンケイスポーツ』の2社に対しては、運営側の都合でこうした取り計らいは一切なかったそうです」(ワイドショースタッフ)
当日の紙面を見ると、各紙が大々的に高橋の卒業を報じるなか、スポニチは卒業日程と高橋のコメントが数行程度、サンスポに関しては記事すら掲載されていない。
原因は“キスプリクラ流出事件”の原田まゆ
スポニチ、サンスポの両紙ともAKBグループメンバーの連載やインタビューを掲載するなど、蜜月の関係だったはずだ。だが、それは今、最悪の状態という。原因は、11月11日に“キスプリクラ流出騒動”でグループ活動を辞退した欅坂46・原田まゆ(17)が関係しているという。
「原田の活動辞退は欅坂のオフィシャルWebサイトで発表されたのですが、欅坂や姉妹グループ・乃木坂46の運営を飛び越え、秋元康プロデューサーの側近が『この件を紙面で報じることは禁止』と通達していたんです。ところがスポニチとサンスポはこの通達に従わず、記事を掲載した。そのペナルティとして、今後しばらくAKBや関連グループすべての取材現場を、一律で出入り禁止とされたんです」(同スタッフ)
過去にもAKBを巡っては、運営側に好ましくない記事を掲載して関係が悪化した媒体はたくさんある。
「夕刊紙や週刊誌が2~3日の出禁という話は何度もありました。が、今回みたいに2週間以上も続くというのは異常事態ですよ。また、敵対関係にあるメディアならまだしも、蜜月関係だったスポーツ紙を出禁処分というだけに、関係者の間では連日『出禁はいつ解かれるんだろう?』とウワサになっています」(週刊誌記者)
AKBグループは年末にかけて、『NHK紅白歌合戦』や『AKB48劇場オープン10周年祭』など、大イベントが目白押しとなっている。
「出禁解除のポイントとして注目されているのは、やはり12月の10周年祭りです。グループにとっても節目となる晴れ舞台に、蜜月関係だった大手メディアを呼ぶのかどうかは、今後AKBとメディアがどう関わっていくかを大きく左右する重大局面になると思います」(前出・スタッフ)
ジャニーズを始めとする大手芸能プロによる「圧力」や「取材拒否」といったペナルティはよく聞く話ではあるものの、AKBグループも今後はこの“強権”を振りかざし続けていくこととなるのだろうか。果たしてスポーツ2紙の出禁状態はいつ解除されるのか、各関係者と共に注目していきたいところだ。
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